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鬼!

こんにちは!本日東京は雨模様です~

突然ですが皆さん、鬼瓦(オニガワラ)ってご存知ですか?

 

某お笑いの人のネタぢゃないですよ!

鬼瓦とは建物の大棟や棟の端を飾る瓦の事です。

 

鬼瓦
↑ここ!この部分!(ちなみに平等院にいます!)

 

私は旅行先でお寺とか古い神社仏閣等を見る時には絶対チェックします!

 

 

鬼瓦の歴史は大変古く、飛鳥時代や白鳳時代にまでさかのぼります。
その頃は鬼瓦という名前がついていても、見た目は普通の蓮華文を使用していました。
ここらへんはよく見かける感じですね~↓↓

 

文蓮

 

 

 

その後、邪気を露わにした鬼面の瓦が作られるようになるのは、

奈良時代(710~)になってからです。
この瓦が、悪霊が寄り付くのを防ぐかのごとく、平城宮や平城京・寺々で

使われるようになります。
奈良前期には↑上の蓮華文が主体ですが、天平時代(729年~)以降には

顔面だけの鬼瓦、
まさに鬼面文鬼瓦が作られ、国分寺の造営とともに全国に広まっていきます。

 

東大寺の中でみっけ
↑東大寺の中で発見!どこのものかは不明(ちなみに私この時10代(笑))

 

 

 

平安時代(794年~)に入ると朝鮮半島からの影響もあり角を生やした鬼のレリーフが!
平安後期ぐらいからどんどん肉厚で立体的になってきて室町(1338年~)~

安土桃山(1575年~?) あたりで大きく変わってきます。

鎌倉時代(1192年~)ではまだレリーフ状だったものが、
周りに流水や雲の飾りが増えて足元(鰭:ヒレ)まで作られるようになってきます。

東大寺2
↑平等院で激写★立体的!

 

 

あし!
↑赤いのが足部分(ヒレ):確か宇治方面で見つけた建物!

 

 

おに
↑鎌倉行った時普通の民家で発見!

 

 

訪れた建物でこれらを見つけると必ず激写します(‘∇‘)ノ
いやぁだってもう、この職人技!

 

鬼瓦を作る職人さんは鬼師と呼ばれるスペシャリスト!

瓦は建物のほんの一部ですが、そこから

匠の技と一つずつ手作業で作られた作品へのこだわりを感じます!

だって顔がみんな違うんですよ♪

 

瓦の産地静岡県の清水市周辺(清水瓦)と周智郡森町周辺(遠州瓦)あたりで
オリジナルの鬼瓦が作成できるみたいなのでいつか行ってみたいな~と思案中♪

 

ちなみにこの鬼の顔の後ろの文様にも唐草、連珠、鋸歯などなどいっぱい種類があり
そこから細かく作成年代が分かるらしいですがそこまでは自分も

はっきり分からないので省きます((笑))

 

法隆寺!
↑鬼瓦じゃないけど法隆寺にいたのを激写!鬼は悪い奴ってイメージですが守り神でもあるみたいです♪

 

それではまた~★

東京営業所 TKB