大寒卵
大寒の時期となりました。1年で最も寒さが厳しい時期です。
来週は強い寒気が南下して、日本海側では大雪の予報も出ているようです。
今年の大寒は1月20日に始まり、2月3日までの15日間が大寒期とされます。
ところで、この時期だけの「縁起物」をご存じでしょうか?
そのひとつが「大寒卵」と言って、1月20日に生まれた卵のことを言います。
昔、鶏は冬前に餌をたくさん食べて栄養を蓄え、冬本番になると卵を生まずにじっとして
いました。
そのため大寒の頃に生まれた卵は栄養が凝縮されて栄養価も高かったことから
「大寒卵」と呼ばれ縁起物とされるようになったそうです。
日本橋三越本店では、毎年売り切れ必至の人気アイテムなのだとか。
栄養豊富な大寒卵は「健康運」や「無病息災」、また卵の黄身の黄色が特に濃くなることから
「金運」の願いが込められています。
意外と知らない、季節の行事や旬の食べ物ってありませんか?
そういうものに出会うたびに、日本の暮らしって奥深いなぁと感じます。
最も寒い大寒の時期を過ぎれば、待っているのは希望の春です。
寒さの過酷な時期を乗り切って、素晴らしい一年をスタートしたいものです。
企画 I