七夕ですね
ささの葉 さらさら
のきばにゆれる
お星さま きらきら
きんぎん砂子(すなご)
五しきのたんざく
わたしがかいた
お星さま きらきら
空からみてる
権藤はなよ作詞の たなばたさま
1941年(昭和16年)3月に文部省発行の「うたのほん 下」に掲載されました。
「のきば」とは軒端。つまり屋根の端で壁から張り出した部分を意味し、庇(ひさし)の事。
「砂子」とは、金箔や銀箔を細かく砕いて、蒔絵や襖絵などを装飾するために使う粉の事。
「五しき」とは、中国の五行説にあてはまる五色で、緑・紅(赤)・黄・白・黒の事。
…… だそうです。
言葉に馴染みはありませんが、
「のきばにゆれる」からは、庭に飾った笹の葉が風に揺れるのを 家の中から眺める様子。
「きんぎん砂子」からは、金箔や銀箔を細かく砕いた粉が散りばめられたような星空。
「五色のたんざく」からは、色とりどりの短冊。
と、意味が分からなくても、なんとなく雰囲気は伝わりますね。
意味や詳細が分からなくても、聞くだけで情景や雰囲気が伝わって来るのも日本の童謡の良さです。
今日は七夕。
全国的に天気が悪く、あいにくの空模様。天の川を拝む事は難しそうですが、
みんなで楽しく動揺を歌ったり聞いたりして、雰囲気を味わうのはいかがでしょうか?
相談室 K