十日戎(とおかえびす)
関西ではここ3日間「十日戎」と呼ばれる行事が行われています。
七福神の恵比寿様をまつるお祭りです。
恵比寿様は漁業や商売繁盛をつかさどる神様です。
十日戎はその恵比寿様に仕事がうまくいきますように神社にお参りすることをいいます。
商店街では「商売繫盛で笹持ってこーい!」といったお囃子が流れています。
これは笹を持ってきたら商売繫盛にさせるよという意味があるようです。
生命力がとても強い笹。節目正しく真っ直ぐに伸び、逆境にも負けずに茂る、弾力があり折れない。
困難にも負けず努力する商売人の在り方に重ねられてきました。
これらの理由から十日戎では笹に飾りを付けた「福笹」が縁起物として親しまれています。
この笹の如く、逆境に負けず、しなやかに、真っ直ぐに、日々健やかに過ごしていきたいと思います。
皆様にとっても、幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。 関西 S